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ご無沙汰しております|意味・使い方・言い換え・ビジネスでの活用方法を徹底解説

ビジネスメールや年賀状、久しぶりのご挨拶などでよく目にする「ご無沙汰しております」。
普段あまり連絡をとらない相手や、しばらく会っていなかったお客様、上司、取引先などに対し、久々のご連絡や再会にあたって相手への配慮と恐縮の気持ちを伝える敬語表現です。

  • 「“ご無沙汰しております”ってどんな意味?」
  • 「どんな場面で使うのが自然?」
  • 「類似表現や言い換え、英語での表現も知りたい」
  • 「使い方の注意点や失礼にならないポイントを押さえたい」

この記事では、「ご無沙汰しております」の意味・定義、正しい使い方や例文、言い換え・類語・英語表現、注意点や誤用例、ビジネスでの応用パターンまで徹底解説します。
久しぶりの連絡やご挨拶をスムーズに行うためのポイントが身につきます。


目次

ご無沙汰しておりますの意味・定義

「ご無沙汰しております」とは、しばらく連絡や訪問ができずにいたことに対し、相手に対して恐縮やお詫び、そして再び連絡できたことへの感謝を伝える日本語の敬語表現です。
「無沙汰」とは「ごぶさた」と読み、「長い間ご連絡しなかったこと」を意味します。

辞書的定義

  • 無沙汰(ぶさた):「長い間便りや訪問などをせずにいること」
  • ご無沙汰しております:「長くご連絡できずに失礼いたしました」という意味を丁寧に伝える言い回し

主な使い方・ニュアンス

  • 久しぶりに連絡・再会する相手に、最初の挨拶や前置きとして使う
  • お詫びや恐縮、感謝の気持ちを込める敬語表現
  • メール・手紙・電話・面会など、さまざまなビジネスシーンやプライベートでも使える
  • 目上・社外・取引先への定番挨拶文として非常にフォーマル

例文

  • 「ご無沙汰しております。○○株式会社の□□でございます。」
  • 「長らくご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしでしょうか。」

ご無沙汰しておりますの使い方・例文

「ご無沙汰しております」は、久しぶりに連絡をとる際の最初の一文や挨拶として使うのが基本です。
場面別・相手別に、自然な使い方と例文を紹介します。

1. ビジネスメールでの使い方・例文

件名:ご無沙汰しております。○○株式会社の□□です。
本文:
ご無沙汰しております。○○株式会社の□□です。
長らくご連絡できず、申し訳ございません。
さて、本日は~~(要件)~~

少し砕けた社内向け

ご無沙汰しています。お元気でしょうか。

2. 年賀状・季節の挨拶・手紙

ご無沙汰しております。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

3. 電話や面談の冒頭

ご無沙汰しております。○○の件でお電話させていただきました。
ご無沙汰しておりますが、お元気でいらっしゃいますか。

4. お詫びや感謝を添えて

長い間ご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
ご無沙汰しております。今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

5. シーン別使い方まとめ

シーン例文
メール冒頭ご無沙汰しております。○○株式会社の□□です。
年賀状・挨拶状ご無沙汰しておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
電話・面談ご無沙汰しております。○○の件でご連絡いたしました。
お詫び・感謝を添えて長らくご無沙汰し、申し訳ありません。今後ともよろしくお願いいたします。

ご無沙汰しておりますの言い換え・類語・英語表現

「ご無沙汰しております」には、ややカジュアルな言い換えや、より丁寧な類語、英語での表現もあります。
状況や相手、文章のトーンによって使い分けましょう。

主な言い換え・類語

言い換え・類語ニュアンス・使い方
ご無沙汰いたしておりますさらに丁寧・フォーマル
ご無沙汰しておりますが丁寧な書き言葉
ご無沙汰いたしましてフォーマルな手紙や挨拶文で
長らくご連絡できずにおり事務的・シンプル
お久しぶりですカジュアル・親しい間柄や社内向け
しばらくぶりですラフなチャットや親しい同僚向け
ご連絡が遅くなりましたメールや事務連絡向け
久々のご連絡となり失礼しましたお詫びの意味を強調したい時

使い分け例

  • ご無沙汰いたしております/ご無沙汰しておりますが…取引先・上司・目上に
  • お久しぶりです/しばらくぶりです…社内・親しい相手に
  • ご連絡が遅くなりました…業務上のシンプルな謝罪に

英語表現

「ご無沙汰しております」を直訳する表現はありませんが、英語でも久しぶりの連絡や再会の際に丁寧なフレーズがあります

日本語例文英語表現例
ご無沙汰しております。It has been a while since we last contacted.
長らくご連絡できず、申し訳ありません。I apologize for not being in touch for such a long time.
ご無沙汰しておりますが、お変わりありませんか。I hope this message finds you well after such a long time.
久しぶりのご連絡となり、失礼いたしました。I am sorry for reaching out after such a long silence.

よく使う英語フレーズ

  • It has been a while since we last spoke.
  • Long time no see (※カジュアル)
  • I hope all is well with you.
  • I apologize for not contacting you sooner.
  • I hope this email finds you well.

ご無沙汰しておりますを使う際の注意点・よくある誤用

「ご無沙汰しております」は便利な表現ですが、使う場面や相手、文章のトーンに注意が必要です

注意点

  1. 久しぶりの連絡・再会時のみに使う
    • 頻繁にやり取りしている相手には不自然
  2. 相手の体調や状況を気遣う表現とセットで使うと好印象
    • 「お変わりありませんか」「お元気でいらっしゃいますか」など
  3. “ご無沙汰”はお詫び・恐縮のニュアンスを含む
    • 使い方によっては「無沙汰を責めている」と誤解されないよう注意
  4. 社内や親しい間柄にはややカジュアルな言い換えを
    • 例:「お久しぶりです」「しばらくぶりです」
  5. 形式的な挨拶だけでなく、要件や感謝の言葉も必ず添える
    • 挨拶だけで終わると唐突な印象になるため

よくある誤用・NG例

  • 頻繁にやりとりしている相手に「ご無沙汰しております」
    • 不自然・違和感
  • お詫びや感謝、要件がないまま挨拶だけ
    • ×「ご無沙汰しております。」だけで終わるのはNG
  • 親しい社内メンバーや同僚に多用
    • 「お久しぶりです」「しばらくぶりです」などで十分

Q&A

「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」の違いは?

「ご無沙汰しております」はよりフォーマルで目上や社外向け、「お久しぶりです」はカジュアルな表現。

何年ぶりでも使える?

何年ぶり、何カ月ぶりでも使えます。ただし、相手や関係性を考慮しましょう。


ビジネスシーンでの活用例・応用パターン

「ご無沙汰しております」はメール・手紙・電話・面談など、久しぶりの連絡や再会に最適な表現です。
ここでは具体的な応用例を紹介します。

1. メール・手紙でのご挨拶

ご無沙汰しております。
以前は大変お世話になりました。
このたびはご連絡差し上げる機会をいただき、ありがとうございます。

2. 年賀状や季節のご挨拶

ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

3. ビジネス面談・電話の冒頭

ご無沙汰しております。○○についてお伺いしたくご連絡いたしました。

4. 感謝や要件を添える

ご無沙汰しております。ご厚情に深く感謝いたします。
早速で恐縮ですが、~~についてご教示いただけますと幸いです。

5. シーン別応用例

シーン具体例文
メール挨拶ご無沙汰しております。○○株式会社の□□です。
年賀状ご無沙汰しておりますが、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
電話ご無沙汰しております。○○の件でご連絡いたしました。
感謝・要件ご無沙汰しております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

まとめ

「ご無沙汰しております」は、久しぶりの連絡や再会の際に、相手への配慮やお詫び、感謝を丁寧に伝える敬語表現です。
正しい意味や使い方、言い換えや注意点、英語表現も理解し、シーンや相手に合わせて自然に使い分けましょう。

  • 「ご無沙汰しております」はフォーマルなメール・手紙・挨拶の定番フレーズ
  • 類語や言い換え(ご無沙汰いたしております・お久しぶりです)も状況に応じて活用
  • 挨拶だけでなく、要件・お詫び・感謝も一言添えると丁寧

この記事を参考に、「ご無沙汰しております」をスマートに使いこなし、信頼されるビジネスパーソンを目指してください。

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